CKBの名曲を50曲選んでみました。結構50曲選ぶのも苦労していてその第一弾。終わったらこちらのコンテンツに加える予定です。
50: Crazy の中華街大作戦 (Pacific)
横山剣名義でリリースされた『Crazy Ken's World』に収録されていた「中華街大作戦」はサビの「中華街~」と歌うだけのシンプルな曲ですが、ライブでの曲のつなぎなどで使われていてそれはそれで存在感がありました。そのサビまでの展開を曲として完成したのがこの曲。オリジナルはオリジナルで不思議な味がありましたが、これはこれで曲として完成度が高く、最初聞いた時からまたCKBの代表曲ができたなと思ったものでした。
49: ヨコスカン・ミラクル(Mint Condition)
サム&デイブの60年代ソウルのリズムに乗せたファンキーなナンバー。一度別れたカップルがヨコスカで再び出会うストーリーが曲全体で語られます。ショートムービイを見るような展開で、タイトル通りに再び近づく奇跡が描かれるわけですが、その展開が痺れます。
48: ある晴れた悲しい朝(Goldfish Bowl)
70年代歌謡の雰囲気たっぷりですが、離婚が決まり家を出ていくある一人の男のストーリーが語られます。悲しい歌なんだけど曲そのものは軽快で、離婚して別れる瞬間の男の後悔がヒシと伝わってきます。一度曲が終わったあとに小野瀬さんのギターソロが鳴り響くわけですが、それが一層悲しさを引き立てているように思います。
47: 12月17日(Galaxy)
クリスマスの1週間前のある男女のストーリーが語られます。最初に「ちょっと待って冷静になろうぜ」からラストにとうとう別れを切り出す男の心情の変化の展開が本当に素晴らしいです。メロディは70年代Stylisticsのようなスウィートソウルで、歌詞も相まってグッときます。
46: ヒルトップ・マンション(グランツーリズモ)
ある事業に失敗した男に悲哀漂うブルース。人生で打ちのめされた男に対する妻の言葉から新たな人生にかけるところから曲はスタートするわけですが、その愛の深さが感動的です。間奏を含めてメロディの展開と歌詞がシンクロしていて最後まで盛り上がり続ける終わり方がまた素晴らしいです。
45: 不良倶楽部(Italian Garden)
良い感じで不良のまま中年を迎えた大人のテーマソング。イメージは70年代ソウルトレインOPのような印象ですが、不思議とこのタイプの曲はCKBには少なく、ストーリーではない曲も少ないということで独特の存在感があります。
44: あ、やるときゃやらなきゃダメなのよ。(Single,777)
やるときゃダンサーズの独特の踊りも素晴らしいですが、なんといってもグッとくるのはタイトルにもある励ましてくれる歌詞の内容です。個人的には「努力なんて言葉はかっこ悪いけど、努力なしでそれはなしえぬものなんだよ」というメッセージが響きます。
43: まあ、いいや( フライングソーサー)
70年代のスウィートソウルなナンバーですが、歌詞は男の悲哀たっぷり、愛たっぷりの歌詞が素晴らしいです。「まあ、いいや」というタイトルが一つの諦めでもありながら肯定的な捉え方が感動的で、それでありながらちょっと笑えるユーモアもあります。
42: あぶく(Brown Metalic)
CKBの中でも癖が無いというか、不良っぽい曲の多いCKBの中でも珍しくきれいで清々しいといった表現の似合うナンバー。空気の粒、あぶくという言葉はCKBの歌詞にもたびたび登場しますが、これは独特というかCKBならではという感じがします。
41: せぷてんばあ(Single)
初期のCKBのシングルならではのロックナンバー。個人的には森高千里の名曲「渡良瀬橋」のような世界を感じてしまいますが、特に歌詞の心情のつづり方がそう感じます。夏の終わりの9月のさびしい感じと別れの悲しさがシンクロします。