アニメ「平家物語」が終わりました。
面白かったですね。終わり方も実に美しい。
びわという架空のキャラクターを舞台回しにしたのが良い。
古典をただなぞるだけじゃない脚本の肉付けが素晴らしい。
平家の中にびわが入って家族のように接することで
歴史上の人物の外側からでなく、親戚のような内側からの描きかた。
歴史考証に基づいた「宇治橋の戦い」や「壇ノ浦の戦い」はこれまでの
描き方とは違ってリアルでした。
ちょうど大河ドラマもやっていて、源氏側と平家側から平安時代末を
描くのも凄くタイミングが良かった。
あと、キャラクターがすべて悪い感じじゃなくて、必死に生きている
感があって、現代的だなとも思った。
あと、祇王、静御前、敦盛などの細かいエピソード。かむろが登場したり。
歴史の勉強にもおすすめの作品でした。